子どもの言っても治らないが「なんだ、そういうことだったのね」と力を抜いて向き合うようになる

子ども達は、どんな子でもやる気に満ち溢れていて、必ず能力を持っています。

本当は、力があるのに手先が不器用せいで癇癪を起してしまう子、
体力がなくて不安で親から離れられない子、
朝が起きれなくて学校に行けない子、
小学校や家庭で、ちゃんとやりなさい!
しっかりしなさい!と叱られ続け、自分はダメだと自己評価が低くなってしまう子、

そんな状態が、何年も続いたら本当の力が引き出せないばかりかマイナスの方向に向かってしまいます。

それでは、あまりにも勿体ない。子供のできないには、必ず理由があります。

理由がわかれば「なんだ、そういうことだったのね。と力が抜け、大人も納得して子どもと向き合うことができます。

 

心の問題でもしつけの問題でもなくて副腎疲労が原因

 

副腎とは、腎臓の上にある小さなおにぎりの形をした臓器をいいます。ホルモンの工場と呼ばれています。

その名前の感じから、腎臓のサポートをしているようなものと思われがちなのですが、副腎は、サポートどころか全身のホルモンを左右するほどの影響力がある臓器です。

ホルモンを生産分泌する内分泌器官は、副腎の他にも甲状腺、精巣、卵巣、膵臓、脳にある下垂体、松果体などもあります。

内分泌器官から分泌されるホルモンは、すべて繋がって作用しているのですが、中でも副腎は、全てのホルモン分泌の土台の役割を担っています。

土台となっている副腎がきちんと働き、ホルモンが正常に分泌されなければ、全身のホルモンのバランスは崩れてしまいます。

副腎が作り出すホルモンは50種類以上とも言われていて、やる気や集中力、注意力、記憶力、感情のコントロールなどにも密接な関わりがあります。

近年、その副腎が疲れいる人が、大人はもちろん子供までとても増えています。

落ち着きがない、ミスが多い、不安になりやすい、打たれ弱い、だらだらしている、今まで性格の問題、心の問題、しつけの問題と思われていたことが、実は、副腎疲労が問題なのです。

 

ストレスと戦ってくれるコルチゾールホルモン

 

副腎から分泌されるホルモンは50種類以上。その中でも、スーパーホルモンが「コルチゾール」です。

なぜ、スーパーホルモンと言ってもいいのかというと、体内のあらゆる炎症を抑えてくれるホルモンだからです。

体内で起きる炎症で、一番わかりやすいのが発熱かと思います。そのほかに、のど(咽頭)の炎症、胃腸の炎症、歯茎の炎症、鼻の炎症も体内の炎症です。

体内の炎症だけでなく、さまざまなストレスも炎症に含みます。

このような炎症が、体内で常に起きていたらどうなるでしょうか?

コルチゾールは、フルタイム稼働状態となります。

副腎が作り出すホルモンは50種類以上と言いました。やる気や集中力、注意力、記憶力、感情のコントロールなどにも密接な関わりがある臓器です。

その副腎が、コルチゾールの分泌だけに追われては、他のホルモンがつくれなくなるということ。そして、やがて副腎は疲れてしまいます。

 

副腎疲労は原因ではなく結果である

 

持続的に炎症やストレスがあると、副腎に負担をかけてしまうことはお話しました。

副腎疲労の治療のひとつとして、自覚のない腸や咽頭の炎症を抑えることや、ストレス源を見つけそこから離れることがあります。

  • 口呼吸させない
  • 消化状態(便)を見ておなかに優しく
  • 炭水化物を控える
  • 甘いものを控える
  • 見守る

抱き方姿勢講座でもお伝えしている「口呼吸をさせない」理由やお子様のやりたいこと尊重するということも、副腎疲労を起こさせないひとつです。

ママとお子様、お二人の体調を上げていくケアしていくと、相乗効果で早くよくなりますよ。

しかし、このようなケアで回復される子もいます。ケアの成果が上がらない子や治り始めると自分でそれを崩してしまう子がいるのも事実です。

そういう子の根っこに何があるのかは、問診で探っていくほかありません。

次回は、副腎疲労に関係が深い「低血糖」についてです。

 

なかなか副腎疲労が治らないママやお子様には、「妊娠期と成長期と栄養と脳みそ」講座

 

 

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