ママのイライラも子どもの癇癪も「エネルギー泥棒」が原因

服を着させるだけなのに泣かれる
靴を履かせただけでギャン泣きされる

こういった経験をされたママは、多いのではないでしょうか。

「イヤイヤ期だから仕方ない」と思って、感情を抑え込もうとしても、イライラが止まらない。

「イヤイヤ期対処法」ということは、全部試してみたけれど効果がない。

「もう、こっちが泣きたいくらいやわ」と諦めようとしていませんか?

諦めるのは、まだ早いです。

その癇癪は、性格でもなければ、しつけでもなくて、症状なのです。

 

身体の管理をしてくれるホルモン

例えば、赤ちゃんが、寝ている間に汗をかいてしまい、必要以上に身体の水分が失なったとします。そうなったとき、身体は死なせないように、身体から水分が出ないようにします。これを、恒常性といいます。

恒常性を保ってくれる神経で、有名なものが交感神経と副交感神経があります。

交感神経は、心拍数と心臓の収縮力を増大させたり、基礎代謝の上昇、筋力の収縮、発汗、消化や排尿などを鈍らせたりして恒常性を保ってくれます。

副交感神経は、消化吸収を促進したり、リラックスさせたり、血圧を下げたりして恒常性を保ちます。

これらの神経が、24時間管理してくれていると、寝ている間に何かあっても死なないのです。

 

「エネルギー泥棒」

「エネルギーを泥棒されてる」とはどういうことなのか。

人間のエネルギー源は、主に糖質、脂質、タンパク質です。

そして、消化吸収した栄養素は、血管内で恒常性が保たれます。

恒常性の指標のひとつに「血糖値コントロール」があります。

食べすぎる(摂取量を大幅に超える)と、血糖値は急激に上昇します。正常な血糖値上昇とは、緩やかに上がることが理想とされています。

急激に上がった血糖値は、インスリンによって急激に下げられます。つまり、血管内に「過剰な糖分」があると捨てられるということ。

仮に、糖分が捨てられなかったら「糖尿病」なのです。

インスリンによって、急激に下げられた血糖値を再び維持しようとして、交感神経が放出するホルモンがアドレナリンです。

 

糖分の取り過ぎがイライラさせる

よく「朝が起きれません」「夕食を作るのがしんどいです」といわれるママは多いです。

朝の起きたても、夕食前も血糖値が低下状態でお腹が空いています。

それでも、朝は忙しからと言って「朝食抜き」したり、食べるのもしんどいとなると、血糖値を維持しようとアドレナリンがでます。

夕食づくりも同じで、お腹空いている状態です。それなのに、家族のために早く用意しないとと、お腹空いたまま夕食づくりを頑張る。夕食出来ても、忙しいからと言って急いで食べます。

そうなつと、血糖値は急激に上がり、下げようとインスリンが出過ぎて、またアドレナリンがでてしまう。こうなってしまうと、負のスパイパルに入ってしまってます。

「なかなか子どもが寝ない」このことにイライラしていると思っていませんか?実は、それはアドレナリンせいなのです。

イライラを抑え込んだり、後で自己嫌悪に陥る前に、少しでいいので、何か食べてください。変わります。

お子様もそうです。「イヤイヤ期だからやわ」「また、癇癪やわ」と、諦めないで、何か食べさせてみてください。良くなるかもしれません。

 

こまめに摂取することでイライラは減る

イライラしやすいママは、お腹が空く前に何か食べましょう。オススメは「はちみつ」です。ティースプーン1杯で構いません。夕食つくりの前、寝る前に舐めてみてください。血糖値が安定し、アドレナリンが出なくなり、イライラが収まるはずです。

癇癪が酷い、ご飯やうどん、甘いものも大好きというお子様には、間食がオススメです。

なるべく間食には、糖質は避けてください。おかずが良いです。納豆、煮干し、野菜スティックなどがあればとても良いです。

どうしても、お子様が糖質を欲しがる場合は、ゆっくり食べるように工夫して、急激な血糖値上昇を避けてください。

甘いものやご飯、うどんや麺、パスタなどの食べ過ぎや、早食いも血糖値を急激に上昇させますので取り過ぎは注意が必要です。

 

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