自分のいいところを10個言えますか?

鍼灸師の日常

今日、6歳の孫と通学路を歩いている時に、こんな質問をしてみました。

「さあちゃん、自分のいいところ10個言える?」

すると返ってきたのは、

「ないないないない。」でした。

私は思わず、

「え、なくないやん!」って言ったんですね。

そして、

「じゃあ、わたしが、さあちゃんのいいところ10個言ってあげようか?」

と言って、話し始めました。

「さあちゃんって、いつも父のこと考えてるよね。」

すると、

「……たしかに。」

「りんくん(兄)とおりぴー(妹)のケンカの時、おりぴーの味方になったりするやん。」

「……たしかに。」

「お手伝いもよくするやん。」

「……たしかに。」

「料理もめちゃくちゃ上手やし。」

「……たしかに。」

「忘れ物しないように学校の準備も絶対する。」

「……してるし。」

「人の気持ちもよく分かるし、サッカーもダンスも上手い、
真面目やし、一生懸命やし、何より優しい。」

そうやって伝えていくたびに、さあちゃんは、

「たしかに。」
「たしかに。」

って言いながら聞いていました。

私はこの時、すごく思ったんです。

“自分のことって、自分が一番分からないんだな”って。

そして、6歳でももう、

「自分にはいいところなんてない」

って思ってしまうんだな、と。

きっと小さい頃は、もっと自然に、

「わたし、これできる!」
「わたし、かわいい!」
「わたし、すごい!」

って言えてたと思うんです。

でも成長するにつれて、

周りと比べたり、
できないことに目が向いたり、
怒られたり、
評価されたり。

そうやって少しずつ、

“自分の良さ”を忘れていくのかもしれないなって思いました。

でも、本当は、

優しいところも、
頑張ってるところも、
誰かを思いやれるところも、

ちゃんとその子の中にある。

ただ、自分では見えなくなってしまうだけ。

だから私は今日、

孫に“気づいてほしくて”この話をしました。

「あなたには、いいところがある、いいとこだらけ」

って。

これは子どもだけじゃなく、大人も同じかもしれません。

自分のダメなところはすぐ出てくるのに、
自分の良さって、案外わからない。

でも、自分が思っている以上に、

人はちゃんと誰かを支えていて、
優しさを持っていて、
頑張って生きてる。

だから時々、

「自分のいいところ、10個言えるかな?」

って、自分に聞いてみるのもいいのかもしれませんね。

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