ハイハイしない赤ちゃんは大丈夫?東洋医学の考え方

お役立ち記事

「うちの子、ハイハイをあまりしないんです…」

そんな相談をいただくことがあります。

最近は、

・すぐにつかまり立ちする
・お尻で移動する
・ずり這いだけで終わる
・左右差が気になる
・膝を床につけたがらない

という赤ちゃんも増えています。

もちろん、
ハイハイをしなかったからといって、
すぐに「発達障害」などと決めつける必要はありません。

ですが東洋医学では、

“身体の土台づくり”

という視点をとても大切にします。

今日は、
なぜハイハイが大切なのか、
そして最近増えている「ハイハイしにくい身体」について、
東洋医学や身体のつながりの視点からお話していきます。

 

 赤ちゃんは「バタバタ」で育っている

赤ちゃんは生まれてから、
手足をバタバタ動かします。

一見、意味のない動きに見えるかもしれません。

でも実はこの「バタバタ」が、
身体づくりの第一歩なのです。

特に大切なのが、
お尻の筋肉(股関節まわり)です

赤ちゃんは足を動かしながら、

・骨盤を支える力
・股関節を安定させる力
・踏ん張る力

を育てています。

これは将来、

・ハイハイ
・立つ
・歩く
・姿勢を保つ

ための大切な土台になります。

最近増えている「動きにくい環境」

現代は、
赤ちゃんにとって便利な育児グッズが増えました。

もちろん、
ママを助けてくれる大切なものでもあります。

ですが一方で、

“自由に動く時間”

が減っている赤ちゃんも増えています。

例えば、

・抱っこの時間が長い
・すっぽり包み込む寝具
・身体が固定されやすい環境
・うつ伏せ寝が多い
・長時間同じ姿勢

など。

すると赤ちゃんは、

足をバタバタ動かす機会

が減ってしまいます。

 お尻の筋肉が育たないとどうなる?

お尻の筋肉は、
骨盤を安定させる大切な筋肉です。

ここが弱いと、
赤ちゃんは身体を支えにくくなります。

でも赤ちゃんは、
「動きたい!」という本能があります。

すると、
まだ安定していない身体で
無理に動こうとするため、

身体に“代償動作”が起きます。

股関節が内側に入る

本来、
股関節は安定しながら動く必要があります。

ですが、
お尻の筋肉が弱いと、

太ももの骨が内側へねじれる

ということが起きやすくなります。

これを「股関節の内旋」といいます。

 膝も内側に入りやすくなる

股関節が内側へ入ると、
膝も連動して内側へ向かいます。

すると、

・膝を床につけにくい
・左右差が出る
・片方だけで進む

などが起きやすくなります。

 ハイハイがしにくくなる

ハイハイは、

・肩
・体幹
・骨盤
・股関節
・足裏

など、
全身を連動させて行う運動です。

でも骨盤が不安定だと、
赤ちゃんは身体をうまく支えられません。

結果、

・ハイハイを飛ばす
・ずり這いだけになる
・片足だけ使う
・変わった移動になる

ということもあります。

 実は「足」と「お尻」はつながっている

身体は部分だけで動いているわけではありません。

例えば家でも、

土台が傾けば、
柱や屋根まで影響しますよね。

身体も同じです。

足元が崩れると、
膝や股関節まで影響します。

逆に、
股関節やお尻が弱いと、
足元も不安定になります。

つまり、

身体は全部つながっているのです。

 ハイハイは「姿勢の土台」

ハイハイは単なる通過点ではありません。

実は、

・体幹
・左右バランス
・肩甲骨
・呼吸
・姿勢

などにも深く関わっています。

ハイハイで育つ
「踏ん張る力」が弱いと、

将来的に、

・猫背
・姿勢不良
・転びやすい
・疲れやすい
・集中しにくい

などにつながることもあります。

 東洋医学では「土台」を見る

東洋医学では、

「症状だけ」を見ません。

例えば、

「ハイハイしない」

という結果だけでなく、

・呼吸はどうか
・緊張は強くないか
・身体が冷えていないか
・抱っこの姿勢はどうか
・足裏をしっかり使えているか

など、
全体のバランスを見ていきます。

 ママを責めるためではありません

ここで大事なのは、

「ママが悪い」

と言いたいわけではないということです。

今は便利な育児グッズも多く、
ママも毎日必死です。

ただ、

“赤ちゃんが自由に動ける時間”

を少し意識するだけでも、
身体の育ちは変わっていきます。

 今日からできること

難しいことをする必要はありません。

まずは、

・床でゴロゴロする時間を増やす
・足を自由に動かせる環境をつくる
・裸足の時間をつくる
・抱っこだけでなく「自分で動く時間」を大切にする

これだけでも、
赤ちゃんの身体はたくさん学びます。

 まとめ

赤ちゃんは、
「動きながら育つ」存在です。

足をバタバタさせ、
お尻を使い、
骨盤を安定させながら、

少しずつ
「自分の身体」を作っています。

ハイハイは、
単なる移動ではなく、

将来の

・姿勢
・歩き方
・呼吸
・身体の土台

にもつながる大切な発達のひとつ。

だからこそ、
結果だけを見るのではなく、

「どんな身体の使い方をしているか」

を見ていくことが大切なのです。

東洋医学では、
子どもの身体を“部分”ではなく、
全体のつながりとして見ていきます。

子どもの発達は、
競争ではありません。

その子なりの育ちを、
身体の土台から見守っていきたいですね。

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