「足から診る発達発育指導士養成講座」を受講しています。
今回、大阪のサロンで、リアル講座を開催していただきましたので、レポートとしてここに残したいと思います。
9月からすでに、月に一回のオンラインと、火木土の朝活に参加中。
メンバーほぼ全員が、アーカイブ(録画視聴)ではなく、朝活にも参加するというほど、学びの多い講座。
福岡、奈良、仙台のメンバーが集まりました。
学んだきっかけ
「足育」「足は土台」という言葉、よく耳にするようになりました。
私も、開業前から足整体の院長の元で学び、シューフィッターの資格、CSソックス販売代理店などもしています。
また、姉が「足つぼ師(太田ふみえ)」ということで、足のコトを全く知らないわけではありません。
それでも、「足育」には、興味はなかったんです!
なぜなら、私の知る限りの足育の解釈が
「正しい靴を履きましょう」とか
「足形をとって、使えていない部分を指導すること」、と思っているからです。
わたし的には、「どんなにいい靴でも、靴は足を壊す」と解釈していて、また、静止時の足形をとって指導しても、正しい姿勢になることはないと思っているんですね。
これは、現場で働くいち、鍼灸師の声です。その私の考えと、まったく同じ方がいたんですね!
それが、柄本亜紀さんだったんです。
つまり、受講理由は、柄本亜紀さんだったからです。
柄本亜紀さんってどういう人
一般財団法人日本コアコンディショニング協会の柄本亜紀さんと、初めて会ったのは、2年前、東京新橋にある未来歯科の川邉先生主催の講座でした。
その時、お話させていただい時から、いろいろつながりが多い方だったので、Facebookでお友達になりました。
投稿から、だんだんとファンになっていき、「裸足で山を登る」と聞いてからは、大ファンになりました!
人間は立って歩くために進化している
柄本さんからの学びは、発達とは、身体環境適応力のように思います。
人間は、生まれてからも、よりよく進化していくようにできています。
ただし、それは、立って歩くために進化するよう、プログラミングされています。
つまり、座るように進化してはいかないということにもなります。
では、なぜ、人間は進化(ゴール)の選択に「歩く」を選んだか、
それは、自分の身体を動かす手段さえあれば、行動を起こすことができるから。
そして、行動を起こすことができるとということは、目的を持つことができるからなのです。
身体の発達が脳の発達につながる
自ら動くという運動発達が、心理面へと影響している。
産まれてすぐの赤ちゃんは、原始反射によって発達していく、つまり、意志で動いているのではなく、反射で動いていく。
例えば、おっぱいを飲むという行動も、初めは、吸啜反射で飲んでいるが、
2~3か月のすれば、右のおっぱいが飲みやすいとか、こうやって飲む方が飲みやすいなどと、試行錯誤して、環境に対して姿勢を作っていく。
試行錯誤の結果、因果関係に気づく、例えば、「おっぱいを飲むことは生きること」というように。
そうやって、目的を持って行動する、目的思考の発達へつながっていく。
自分がおっぱいを取りに行くと学ぶが、それとも、与えてくれる、向うからやってくると認知するかは、ここから始まっている。
身体を動かさないで、与えられることを待つと、チャレンジしない子になるともいう。
言語の発達も身体が関与している
「発語が遅い」という相談も、多くなっているように思います。
言語の発達には、手と目の協調運動、身体の発達が大きく関わっていきます。
なぜなら、生まれたばかりの赤ちゃんは、お母さんはおっぱいと認識している。
そこから、見つめ合うこと、抱っこや語りかけ、目を見て話すことで、お母さんとおっぱいは別物ということを認識していく。
これを二項関係という。
二項関係ができたら、次は、お母さんと自分と一緒に、物を見ることによって、三項関係が築かれていく。
この二項関係、三項関係から、言語(コミュニケーション)が育っていく。
二項関係、三項関係とは
二項関係とは、
・自分と他者(保護者、保育園の先生等)
・自分と玩具など、ある特定の対象と1対1で接していたり、関係を結んでいたりする状態をいいます。
抱っこや語りかけなどのスキンシップを1対1で行うことで、子どもは「この人は安心できる」「自分は愛されている」と、たとえ言葉はわからなくても肌で感じ取ることができます。
また、ずっと同じ玩具を持つなど、物に対しても愛着を示しはじめます。
このように「二項関係」を通して、子どもは自分が愛されることや愛着を持つことを学んでいきます。
この「二項関係」によって築かれる愛着形成は、子どもの今後の人格形成の基盤となります。三項関係とは?
「二項関係」の時期から少し成長すると、特定の人・特定の物の両方に意識を向けたやりとりが始まります。
例えば、子どもが声を出しながら興味のある物を指差して何かを伝えようとしてくる行動を目にしたことはありませんか?
また、大人が指を差しながら「わんわんだよ、可愛いね」などと話しかけたとき、子どもが視線を送ったり、表情を変えたりしますよね。
これは、子どもにコミュニケーション能力が芽生え始めた証拠です。
このような「子ども・人・物」といった3つの要因で成り立つ関係を「三項関係」といいます。
はじめこそ子どもたちは表情や仕草だけで伝えようとしますが、周囲の大人の言葉をこの「三項関係」を通して学び、やがては我々大人と同じように言葉で伝えることができるようになります。
まとめ
柄本さんの学びは、身体は、ちゃんと環境に適応しながら成長しているということ。まるで、大きな丸い風船を、小さな四角型の中で膨らますと、風船は丸くなるように。
例えば、親指がういている、小指が寝ている、O脚、X脚などの姿勢は、その姿勢でないと、重力に対して立つことができなかったという風に診る。
つまり、立って歩くために、適応してきた身体であるということ。
それは、悪い姿勢といえるのだろうか?
そして、子どもは、適応しているので困っていない、辛いわけでも、身体がきついわけでもない。
ただ、その姿勢では、
例えば、動かしにくい場合、こけたり、チャレンジしなかったりするかもしれない、
胸いっぱい呼吸ができないから、口呼吸をするかもしれない、
使えない部位が多くなると、身体感覚が薄れてきて、ボディイメージができなくなり、対人関係も悪くなるかもしれないということは起きる。
肩が凝ったり、疲れやすかったり、怪我も多くなるかもしれない。
ここで、ママ達は、どうしたい?
もし、子ども達が本来持って生まれた能力を発揮できないのであれば、改善したいとか、
怪我が多くなるのは心配とか、チャレンジしない子になるのは嫌、
であれば、改善方法をお伝えしたい。と私は、思っています。
自分自身、親として学ぶことが多い講座でした、やっぱり、柄本さんから学んでよかったと思います。
発達の原理原則がわかると、失われる機能へのヒントにもなり、心理面へのアプローチも可能であるというふうに思っている。
【予定】足から見る姿勢改善セミナー開催
今年最後の講座開催
来年をこそ、身体革命。
日程:12月15日(木)
時間:10時~12時
20時~22時
料金:8800円
場所:オンライン
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