「私が、鼻をかんだだけで泣きます。」
「大きな音に敏感なので、テレビの音を消して字幕で観ています」
「この子の前では、くしゃみができません。」
「特定の哺乳瓶しか使えません。」
「口をつむって食べモノを拒否します。」
このようなご相談が多くなっています。
「こんなに、神経質でよいのでしょか?」「慣れさせていくべきなのでしょうか?」「どう対応したらよいのでしょう?」
このようなお悩みには、「栄養素の欠乏がない」かどうかを疑います!
栄養素の欠乏はありませんか?
そもそも、音とは何なのでしょう。音は普通、物体が振動することで発生します。ある物体の振動が、空気の振動として鼓膜に伝わることで人間は音として認識できます。高いほど、強い大きな音です。
そして、音の強さ、強弱は振動の大きさで現わされます。弦楽器であれば、強く弾くほど強く、静かに弾けば弱い音になります。空気が密になる、その密度が高いほど、強い大きな音です。
例えば、爆発音みたいなものすごい音で、泣いてしまった場合、これは普通というか、致し方ないと思うんですが。
くしゃみや、咳払い、小さなものを落とした音などで、泣かれてしまったり、すぐに起きたりとなると、ママもヘトヘトになりますよね。
実は、私たちの耳は、その振動の大きさというものを、調整できるようになっています。(子どもはなっていくがいいかも)
どのように調整しているかというと、耳の中にある小さな筋肉がきゅーっと縮まって、音を小さくしているのです。
つまり、「きゅーっと、縮まる筋肉がない」のではないか?
この筋肉ができていないと、音を調節できないので、お子様はうるさいというより、痛たいんですね。
痛くて泣いている可能性があります。
お子様は、耳をふさぎながら「音がうるさい」ではなく「音が痛い」と言ってはいませんか?
食べ物の過敏も同じです。噛む力がない場合多いです。
お子様の神経過敏の原因の一つは「鉄欠乏性貧血」
まずは、できれば血液検査してみてください。
乳児のヘモグロビン正常値は9~14g/dlです。これを下回ったり、鉄を溜めておくフェリチンの数値も低いようであれば「鉄欠乏性貧血」と言われます。
ママが妊娠中、貧血になり、鉄剤を飲んだことがあるかチェックしてください。
次に、ママの健康状態もチェックしてみましょう。ママの体型や、食生活、呼吸の仕方でも読めてくることもありますが、血液検査データを見てもわかること多いです。
たんぱく質&鉄不足になっていませんか?
ヘモグロビン低値、鉄欠乏の場合、ヘムは鉄、グロビンはたんぱくのことを表しますので、鉄だけではなく同時にたんぱく質も食品から摂取するよう心がけましょう。
「うちの子は、遺伝の神経質」とか「音や、味覚に過敏でホントに困る」などと、性格や育て方といったことで悩まないで、栄養素の不足がないかチェックしてみてください。
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