赤ちゃんの目の発達

赤ちゃんの発達と発達するメガネ

こんにちは。子どもの健康を姿勢から守る”ええ加減”育児の安村政子です。

 

往診に向かう車内でのこと、何気なく見ていたFacebookに、目が止まりました。

 

「目と人間の発達」

 

何?視力が上がるの?人間が進化するの?

 

気になって、私は、リンクをクリックした。

 

この講座では、姿勢や動きの発達に大きな影響を与える原始反射の働きの成熟と視機能の発達との関係をみながら、その具体的な環境設定や手法について扱います。

 

感覚→知覚→認知という情報処理の仕組みについても事例を交え、無意識的な反射や反応へアプローチしながら、お客さまの年齢や発達状態に関わり支援できるヒントを持って帰っていただければと考えています。

 

脳の全体の半分以上は視覚処理に関わっているとされています。原始反射と目からアプローチする発達と健康の可能性に触れて下さい。と書いてあった!

 

原始反射に関しては、私自身の講座でも伝えている内容。だけど、まだまだ、知られていない世界でもあり、勉強しないといけないことだらけの分野でもあるし、それに、発達支援コーチと言うものにも以前から興味があった。

 

そして、目と人間の関係……

 

 

お申込みボタンを押した!

 

ここから、私が講座受けた内容、原始反射とは、原始反射の卒業て何?残存したらどうなるの?と言ったことをまとめて書いてあります。興味がある方は、是非読んで見てください。

 

赤ちゃんの発達過程とからだとこころ

「目と人間の発達講座」講師は、灰ちゃんこと灰谷孝。株式会社innochi会長。発達する眼鏡開発者。発達支援コーチ講座監修者である。

 

灰ちゃんは、人が社会で活動していくためには、まず呼吸、感覚、動きの発達の身体的な土台があると言う。

 

引用:発達支援コーチ

 

さらには、環境、特に大人との関わりによって、子どもの心や社会性が育ちつくられていき、その上に最終的な産物として人間関係や学習、仕事、スポーツなどのパフォーマンスが産まれるのだと。

 

0歳~3歳の子どもを持つママに、姿勢の重要性、乳幼児の発達を教える側の私にとって、「目と人間の発達講座」は、とても興味深い内容だった。

 

赤ちゃんの発達とは

ここで、そもそも「発達」て何?と言う言葉が過った。

 

なぜ、そこまで考えるかと言うと、ここ最近、子どもの行動を見て、発達に異常があるのではないかと心配し、来院されるママが多くなっているからだ。

 

当サロンの症例としては、1歳8か月ママから離れられない子、3歳児の癇癪、5歳児のトイレで大便ができない、7歳児のチック症候群、10歳児の夜尿症などがあげられる。

 

確かに他の子はできるのに、自分の子だけが出来ないと言うのは、親として最大限の不安になる材料。そして、何でも調べればわかる時代だからこそ、ママの不安はどんどん大きくなっていた。

 

そこで「発達」を調べてみる。

 

すると、からだ・精神などが成長して、より完全な形態や機能をもつようになること。と書いてあった。

 

 

ということは、一般的に当たり前にできるとされていることが、できないと発達障害(とよばれている)になるということ。これでは、ママ達の不安は増える一方ではないか!

 

しかし、灰ちゃんは、特異性を持ったユニークな発達をしている子どもたちのできないことには、必ず理由と背景がある。と言う。

 

また、困難さや不器用を持って生まれてきている子どもこそ、その子にしかない優しさや強さがある。と言うのだ。

 

子どもがより良く社会とつながっていけるために、今必要なことは何かを一緒に考え、出来る手立てを一緒に探していく、そして、私達大人も、一緒に発達していくことが課題だ!とも。

 

私も、その意見にまったく同じ気持ちだった!

 

灰ちゃんの考えと経験談に、どんどん引き込まれていった。

 

新生児の発達にみられる原始反射とは

生まれたばかりの赤ちゃんの掌に触れると、可愛い手でギュッと握り返してくれたっ!その可愛さ、たまりませんよね。思わず自分の事をわかって、握ってくれたのかな?と思うこともあるかもしれません。

 

ですが、これは、赤ちゃんの意志とは関係ありません。

 

 

「掌に刺激が加わると握る」という赤ちゃんに生まれつき備わっている反射的な動きです。

 

赤ちゃんの動きの中には、このように刺激を受けて起きる反射的な動きのパターンはいくつもあります。これを、原始反射と言います。またの名を、生き残り反射と言います。

 

原始反射

例えば、掌に刺激が加わると握る動きをする「手掌把握反射」
口に物が入ってくると強く吸う「吸啜反射」
首の傾きや音や光などに反応して手足を広げ、ビックリしたようなポーズを取る「モロー反射」
足の裏に刺激を加えると指をギュッと丸めたり、広げたりする「足底反射」など。

 

 

これらの反射的な動き、母親にしがみついたり、おっぱいを飲んだりするなど、何度も何度も繰り返す(反復)ことによって、その動きをする為に必要な神経回路や筋肉を発達させ、回路が大脳につながりができると、自分の意志で思い通りに身体を動かせるようになっていきます。

 

赤ちゃんの原始反射が残存したら発達障害?

 

ここで、原始反射の刺激方法を教えてください!と思うママがいるかもしれませんね!

 

簡単なことです!それは、反射の動きそのものを、ただただ、赤ちゃんに遂行させてあげるだけで良いのです。

 

原始反射消失とは

赤ちゃんの身体を自由にしてあげ、原始反射の動きを、ママは心配することなく、笑顔で見守ること、赤ちゃんに過剰なストレスをかけない!ことが重要になります。

 

 

※発達遅延になりうる事柄
薬、喫煙、ストレッサー、電磁波、重力、音、光、転倒、脳震盪、身体的虐待、ネグレクト、性的虐待、精神的虐待、有害物質など

 

 

原始反射残存

原始反射(生き残りのための反射)が残存(使い切らなかった)している場合、

 

・固まったり、闘争逃避モードになったりしやすい
・感覚過敏や感覚鈍磨
・自分の意志とは関係なく身体が動いてしまう

 

などの生きづらさにつながる事があります。

 

子どもには、残存させたくない!そう、思いますよね。親なら、当然です。

 

しかし、生まれたばかりの赤ちゃんは、一人で生きていく事はできません。そのために、生き残り反射を使って生きています。

 

どれくらいの間、原始反射を使うかというと、2歳くらいまでは、反射を使いながら生きているのではないかと感じています。(当院の例)

 

何度も何度も、繰り返し繰り返しやりたがる動作が、反射の動きです。そうやって、反射を使って生きて生きながら、基本的動作を学習しています。

 

そうして、「ありがとう、原始反射!あなたのおかげで、ここまで生きてこれました。これからは、自分で生きて行けそうです!」と、子ども達が卒業することを、親の私達が、うまく援助できればいいんだ!と、私は、そう思っています。

 

そして、残存そのものが悪いものではありません。だって、生き残るために反射ですからね!

 

ただ、強く反射を保持してしまうと、成長してから「なんで、できないんだろう?」「私は、普通じゃないの?」と言うような「生きづらい感情」が残ると言われています。

 

強く反射を保持してしまうと、生き残るために必要な呼吸や姿勢保持の方にエネルギーを使ってしまうということなので、モチベーションは下がってしまいます。

 

 

 

赤ちゃんの発達を妨げるストレス

私達は、生き残るために、酸素を吸って、お腹が空いたら栄養を入れて、身体からいらないものを排出して生きています。それは、脳が無意識下で、呼吸、嚥下、感覚、姿勢保持などをコントロールしてくれているからです。

 

ストレスに活動するのが反射

 

例えば、私達大人が、寝れない状態が2-3日続いてしまうとどうなりますか?身体が悲鳴を上げてしまうと思います。睡眠できない状態、これは、強いストレスになります。

 

こういった、ストレス化におかれた時、人間は生き残るための手段として、原始反射を作動させるのです。

 

この時、人それぞれ作動する原始反射は違いますが、

 

モロー反射(闘争モード)が活動すると、まわりにあたり散らすかもしれません。
恐怖麻痺反射(逃避モード)が活動すれば、もう寝る!一人にして!となるかも知れません。

 

原始反射の残存には、2種類あります。

 

原始反射残存

 

① 未発現:出るべき時に出ず、隠し持っている。
② 未統合:使うときに使わず持っている。

 

原始反射再活性

 

① 環境刺激への防衛:環境刺激への不適応
② 新しい刺激への防衛:新しい刺激への過剰刺激

 

自分自身の原始反射を知ることによって、お子様や周りの方への理解につながるでしょう。

 

まとめ

今回の「目と人間の発達講座」の受講は、ママの抱き方で赤ちゃんの呼吸や姿勢・歯並びが変わると言っている私にとって、自分自身が発信していることへの自信と重要性を再確認できることができた。

 

私が、抱き方を伝えている内容に、首が座る前の縦抱き禁止や、抱っこ紐に15分以上入れないということが、まさに、原始反射の動きを阻害させないことだからです。また、抱き方を変える時期、それは、原始反射の出現と消失時期に合わせていすのです。

 

もっと、もっと、ママ達に原始反射のこと、抱き方を伝えていこう!発信していかなくてわ!と自信が持てました。

 

土台の部分をしっかり理解して、まわりの大人が、子ども達を援助する!そうして、積み上げていける社会にしたいですね。

 

 

しかし、一つだけ課題ができた。それは、「妊娠中のママの姿勢」を、もっとより多くのママ達に、伝えないといけないという緊急性です。

 

なぜなら、原始反射は、受胎後5日目から出現する。ということは、お腹の中で、原始反射を使うことが最も重要ではないかと考えるからです。

 

羊水の中にいる期間に、原始反射を使うことができれば、赤ちゃんが、重力と言う外の世界に出て来ても、順応が早くなるに違いない。それに、おなかの中の赤ちゃんの姿勢が良くなるママの姿勢と言うものがあるのだから。

 

 

 

それでも、「生きづらさ」とは、誰でも、大なり小なり持っていくものだと、思います。それに、常にモチベーション高い状態にできる人間も、少ないですからね。人間は弱いものです。

 

だからこそ、最小限の残存にしましょう。してあげましょう。しないと子ども達が生きていく社会のストレスは、増え続けているのですから。

 

例えば、私が、「親の死」という強いストレス化におかれたとして、わたしには、守っていかないといけない子ども達がいるから、悲しみを乗り越えて、ご飯食べて生きていかなくてはいけない!と立ち上がろうとします!

 

ですが、それが、反射が強く作動して、過呼吸になって、呼吸ができなくなって、病気になって、鬱病になったら……

 

 

現代社会は、昔とは違い、ストレスになる物質が多い!と灰ちゃんは言います。それの一つに「光」があります。そうです、現代は明るすぎる社会なのです。

 

現代社会を生きる子ども達は、常にストレス化におかれているということです!

 

灰ちゃんの「発達するメガネ」は、これからの社会に、必ず必要になってくるものになるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

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