「添加物を避けている」
「無農薬野菜を選んでいる」
「白砂糖や小麦を控えている」
それなのに、子どもが疲れやすい、お腹の調子が悪い、冷えやすい……。
そんなとき、さらに食べ物を制限しようとしていませんか?
実は、健康な食事は「良い・悪い」だけでは決まりません。大切なのは、今の体に合っているかを見ることです。
食べ物に絶対的な「善悪」はない
発酵食品、玄米、生野菜、ナッツなど、体に良いとされる食材も、体質や量、食べるタイミングによっては負担になることがあります。
反対に、「小麦は悪い」「白米は避けるべき」と決めつける必要もありません。
たとえばパンを食べるなら、スープや温かい料理を添える。焼き物や揚げ物が続いたら、煮物や汁物を取り入れる。
食材を排除するより、食べ方や組み合わせを調整することが大切です。
東洋医学の「陰陽」で体を見る
東洋医学では、体を陰陽のバランスで考えます。
- 陰:冷え、潤い、静けさ
- 陽:熱、活動、乾燥
陰が良い、陽が悪いという意味ではありません。冷えているときは温かい食事を、熱がこもっているときは体を落ち着かせる食べ方を選ぶ。
つまり、「何を食べるか」の前に、今の体はどんな状態かを見ます。
日本人の食養生は「水分」もポイント
昔の日本の食卓には、味噌汁、煮物、おじや、雑炊など、水分を含んだ料理が多くありました。
現代は、パン、焼き菓子、クラッカー、揚げ物など、乾いた食べ物が増えています。
パンやパスタを禁止するのではなく、汁物や温かい料理と組み合わせたり、蒸しパンにしたりすれば、消化しやすく、体もほっとしやすくなります。
子どもの食事に正解探しはいらない
「野菜を食べさせなきゃ」「これは食べさせちゃダメ」と頑張りすぎると、ママも子どもも疲れてしまいます。
食欲、便、睡眠、肌、体温、機嫌などを見ながら、
「今日のこの子に必要なのは何かな?」
と考えてみてください。
食事は制限するものではなく、体と対話するもの。自然派の食事をしているのに元気にならないときこそ、食材の良し悪しではなく、体の状態と食べ方を見直してみましょう。

コメント