2歳児魔のイヤイヤ期の対処法

本日は、イヤイヤ期についてです!

 

英語では 「the terrible twos=ひどい2歳児」なんて、呼ぶそうですね。

 

それくらい、広く全世界で知られている「イヤイヤ期」

 

実は、孫の雅治も、イヤイヤ期真っただ中です(笑)

 

ついこの間も、「雅治はイヤイヤ期だからしない!」と言われました(笑)もうね、私はただのおばあちゃん(笑)何を言われても可愛いくて、イヤイヤ期だなんて感じていません(笑)(笑)(笑)

 

でも、ママは、違いますよね!そうはいきませんよね!!!娘だって、イライラMaxです。

 

「なんで、服着たくないのー!」
「なんで、お風呂入りたくないのー!」

 

娘は、4か月のひなこに授乳もしているので、イライラ度は酷いです!

 

ちなみに、授乳しているママは、かなりイライラします!これも、発達の一部なので仕方がないのです!この話は、また今度。

 

それでですね、イヤイヤ期の対処法として、オススメしていることは、まずは、イヤイヤ期を知ることです!

 

「はぁ?」ですよねー。

 

でもね、脳がそういうことなので、読んでいくうちに、イヤイヤ期に対する対応力がつくはずですので、良かったらこのまま読んで見てくださいね!

 

イヤイヤ期とは第一反抗期で「自我の芽生え」である

人間とは、知らないことには、不安になる生き物です。

 

では、想像してみてください!明日、あなたには誰もいない、言葉もわからない国に行ってもらいます!と、誰かに言われました!どうですか?

 

 

恐くありませんか?不安ですよね……

 

先に知らされてくれていたら、調べたり、立ち向かうことが出来たり、方法を探ったりすることができたのに……と不満がでてきますよね。

 

それと同じく、今まで子どもは、ママと密着していることが多かったところから、少しづつ行動範囲を広げていきます。

 

世界を広げていく上で、子どもは不安な気持ちも抱えていくのです!

 

不安……
好奇心……

 

入り混じる感情に葛藤し戦います!その結果 ”自我が誕生” するのです!

 

これ以上は、不安でできないよ……
でも、言葉に出せない……
なんていえばいいのかわからない……

 

だから、「イヤー!」
とにかく、「イヤー!」

 

 

何て言っていいかわからないから「イヤー!」

 

特に、思うように伝えられない、言葉が遅い子ほど、イヤイヤを言うようです!

 

そう、子供の「イヤイヤ期」とは”自我の芽生え”なのです。

 

ですから、魔のイヤイヤ期が到来したなどと、苦手意識(先入観)を持つのではなく、まずは、イヤイヤ期を詳しく知っておきましょう。

 

子供のイヤイヤ期を知る「the terrible twos=ひどい2歳児」とは

「イヤイヤ期」を専門的な言葉で言うと、第一次反抗期と言います。「自分で〇〇する」「自分で〇〇したい」という気持ちが強くなってくるこの時期を、心理学用語で第一次反抗期と呼び、一般に言われているイヤイヤ期もこの用語が元になっています。

 

この情報を知っただけでもで、イヤイヤ期って子どもの心の発達で、子どもには、反抗する時期がある。ということなのかぁ。と思いませんか?

 

こうやって、考えると、発達なんやん!大切やん!と少し気持ちが楽になりません?

 

イヤイヤ期(第一次反抗期)

生まれたばかりの赤ちゃんは、自分と他者との区別がついていません。自分とママは同じ者と思っています。

 

 

自分の身体を、自分の手や足で支えることができない間は、「自分」という認識はできていない。と思ってもいいでしょう。

 

生後3か月頃ですかね、赤ちゃんが、自分の手をじっと見つめる、「ハンド・リガード(Hand-regard)」しぐさがでてきて、初めて「なんだこれ?」「自分のもの」といった認識が出てくるといいます。

 

 

自分の身体でさえ、きちんと認識できていない状態から、子どもは、少しずつ少しづつ、自分とママと周囲の人間とは異なる存在であることを認識していきます。さらに自分の欲求や意志を他人の前で主張できるように成長していきます。

 

やっと自分の思い通りにしたいという欲求や意志がでてきた!と成長したとたん、親から、妨げられた!そうなると、抵抗・拒否しかありません。

 

こういった行動が親の目には「イヤイヤ」として、映ってしまうだけとも言えます!

 

よくよく考えれば、「イヤ!」と行動で示すことができるというのは、つまり「〇〇したい」という欲求があるからこそなのです!「イヤ!」といった意志表示は、自己がしっかりと成長してきている証拠だと言うことなのです。

イヤイヤ期の子供側の気持ちを知る

身体能力の向上による行動範囲が広がる

だんだんと身体の動かせるパーツが増え、子どもは、自分の力で移動できる範囲を広げていきました。活発に動き回れるようになると、それまで以上に危険な行為も増えてきます。

 

 

イスに登ったり、引き出しの中の物を全部出したり、水道の水をだしたり止めたり(経験談)

 

突然、ガスコンロに手がいったり、ハサミを振り回したり、危険な行為に発展すれば、そこは、制止されることになるわけです。

 

ですが、子どもからすれば、自分の行為がなぜいけないのかという理由が、まだよく理解できないのです。単純にやりたかっただけ……なのに、制止させられた・妨害されたと感じています。

 

言葉の発達が未熟

2、3歳頃の子供は、はまだ言葉が上手く話せません!突然、自分の行為を制止されたり、気に入らないことがあると、フラストレーションは貯まります!それは、いいことも悪いこともです!ですから、とりあえず「イヤイヤ!」を繰り返すということをします。

 

イヤイヤ期という言葉の由来でもある「イヤ!」の連発は、自分の気持ちをまだ言葉で上手く表現できない子どもが、頭の中に浮かんだ言葉を、ただただ繰り返しているだけなのかもしれません。

 

 

ちなみに、雅治は、「イヤ!」と言う前は、「~~しない、~~好きくない」と「~~ない」と言うような言葉で表現していました!

 

”ない”から”イヤ”に言葉の語録が成長しているということなんですよね。

 

子供は感情のコントロールが未熟

乳幼児期の子どもは感情・欲求のコントロールは、まだ未熟です。それは、感情の抑制を司る前頭前野(前頭前皮質)という脳の発達が未熟だから、自制心を上手く働かせることができないません。「~してはいけないよ」と言ったことを、きちんと我慢できるようになる頃は、3歳半から4歳頃と言われています。

 

ですから、あまり早い時期から、子どもに我慢を要求するのは脳の成熟度的には無理がでてしまいます。

 

自我の芽生え

考えてみたら、子どもってすごいなぁ。と思うんですよね。だって、どう考えても、なんでもやってもらえば楽なんですよね!

 

例えば、服を着させてもらうこと、ご飯を食べさせてもらうこと。全部やってもらえばいいのに、自分でやりたい!自分で決めたい!言われてやるのはイヤ!だというわけですよ。

 

この、やりたい、自分で出来るという感情そのものが発達なのです。逆に言うと、「イヤイヤ期」がないと、いつまでも、親がやらなければならないということなのです。

 

イヤイヤ期(第一次反抗期)とは、3歳前後に誰もが経験するものです。「うちの子は反抗期がなかったの」というパパママがいても、それはお子さんの反抗の程度がパパママにとって弱かっただけであり必ず経験するものです。

 

この時期は、子どもの身体、身体機能の発達も著しく、心の発達もとても大きい為に個性がどんどん開花する時期でもあります。そして「心」の発達において2つの大きな課題が待っています。それが「自分と他者との区別」と「自我の芽生え」です。

 

「自分と他者との区別」を簡潔に言い直すと「世界の中心は僕(私)だ!他の子の気持ちなんて知らない!!」という考え方が「あれ?僕(私)って世界の中の1人であって、他の子にも僕(私)みたいな気持ちがあるのかも・・・・?」という考え方に変わっていく時期です。

 

そしてもう一つの大切な課題が「自我の芽生え」と言われ、「自分の気持ちを言葉にする力」を身につける時期なのです。

 

これまで大人があらかじめ用意した遊びで、大人の時間の中で、面倒を見てもらっていた受け身だった子どもが、自ら僕(私)は、これがしたい!今はこうする!それはイヤだ!と自分の気持ちを伝えるようになっていくのです。

 

その伝え方「イヤー!」が、大人にとってはわがままばかりに見えたり、自分のしつけができていなかったのかなぁといった感情になってしまうかもしれませんが、私は、子どもの成長として喜んでもいいのではないかとも思います!

 

しかし、イヤイヤ期も次第に収まります!自分の気持ちはこのくらい表現したらパパママに分かってもらえるんだ。このことはどれだけやりたくても、しちゃいけないことなのか。と学んでいきますので、心配はいりませんよ。

 

 

「イヤイヤ期」とは「自分の気持ちの芽生えの中で、それを言葉にする力を獲得して、自分とは別の人間とのコミュニケーションを取る練習期間」なのです。

イヤイヤ期を乗り越えるポイント

2歳児にもなると、子ども達のできることも増えていきます。服に袖を通したり、靴下を足の先にはめてあげると自分であげることができたり、抱っこして移動しなくても呼びかけに応えてくれたり。大人主導の時間が、子どもとの関りの時間に変化していくわけです。

 

そこに自我の芽生えによって子ども主導の時間もやってくるのですから大変ですよね。親がどんなに急いでいても、子どもには子どもの時間の使い方がありますので、親主導ではいかないくなります。そうなると、これまで大人を主軸として考えていた時間(タイムスケジュール)では足りなくなることに気がつきます。

 

子供のタイムスケジュールに合わせる

子どもの心の発達のためにできるだけ時間を取ってあげて欲しいと思います。なので、お子さんが「イヤイヤ期」に近づいてきたなと思ったら、全ての行動に、時間に余裕を持って過ごすようにしましょう。

 

朝の支度などは特に余裕を持って行うようにしましょう。一つ一つの行動に、プラス5分は見積もると大分余裕が持てるのではないかと思います。

 

 

とは言え、朝からそんな余裕はないですよね(笑)できないと思うママは、いちど子どもが言う事をやらせてみましょう。

 

例えば、靴が履きたくなくて長靴で行くと言うなら、やらせてみましょう➡歩きにくいと思わせましょう(笑)
服着きたくないと言うなら、裸で行きましょう➡寒いと思わないとわかりません(笑)

 

ちゃんとしないといけない、正しいことを教えないといけない!と言う気持ちを全部取っ払って、子ども達に感じさせてみませんか?

 

イヤイヤ期でも線をきっちり引く

イヤイヤ期とは、自我の芽生えと言いましたね。喜ぶべき成長の証です。これは、おばあちゃん的な意見なのかなぁと思うのですが、イヤイヤ期ってかわいくないですか?(笑)

 

だって、突然ですよ、
お風呂はいりたくないー(笑)
ここから帰りたくないー(笑)
が、始まるわけですよ!

 

もうこの時点で、笑いをこらえてますもん(笑)何で嫌やねん!ですよ(笑)

 

でもね、イヤイヤ期で大事なのは「子どもの気持ちをできる限り尊重すること」そんな中で、わがままを言ってきたり、泣いたりする中でも「一定のラインを決めた約束事に関しては折れない気持ち」が大切です。

 

例えば、ご飯を食べたくない!と言って食べないなら、それでもいいじゃないですか、せっかく使ったのにと思うかもしれないけど、今食べてくれたか片付けもすぐにすむのにと思うかもしれないけどね。でも、わかったと言う!その代わりね、後から食べたいと言っても絶対出さないからね!と言いましょう。

 

自分で決めたことに責任を持たせることは、たとえ子どもであろうと大切なことです。

 

助けを求める

1人で乗り切ろうとしないで、パパママやおじいちゃん、おばあちゃんにも協力してもらいましょう!これが一番大事かも!なんやったら、近所の人、支援センターの方にも助けてー!と言いましょう。

 

最後に、自分たちの身体にも目を向けることを忘れないで!

 

身体も心も疲れ切る前に、子どもに「今ね、ママイライラしてるの!」と伝えることも大切ですよ。子どももわかります。

 

そして、メンテナンスもしましょう。ゆっくりお茶してもいいですよ。子どもと離れることも重要な「育自」です。

 

 

だってね、イヤイヤ期て2歳頃っていうじゃないですか?ということは、パパになってママになって、たった2年「子育て2年生」ということですよね。しんどくなっても当たり前ですよ。

 

このイヤイヤ期が、本当に苦しくて育児ノイローゼの一歩手前まで行きましたなんて話も聞いたことがあるくらいです。

 

辛くなってしまう人に当てはまる傾向として「育児に強い責任感を持っている」ことで人を頼ることができなかったり、「イヤイヤ期はしつけの問題」と勘違いしていたり、勘違いしている家族による非難を受けてしまったママにに多いようですよ。

 

「イヤイヤ期」は、しつけから来るものではありません!成長ですよね。喜ぶべきことなのです(おばあちゃん的意見)「イヤイヤ期」は「自分の気持ちの芽生えの中で、それを言葉にする力を獲得して、自分とは別の人間とのコミュニケーションを取る練習期間」なのです。

 

ですから、子どもを責めたり、叱ったりする必要はありません。ましてや、自分の育児が間違っていると悩む必要もありません。

 

それでも、イヤイヤ期だけでなくても、子育てがしんどくなって、子どものことを嫌いになってしまいそうになったら、子育て・育児が嫌いになってしまう前に、家族や時には託児所などのサービスも上手に使って休息も取るようにしてみてください。

 

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