子どもに手間をかけていますか?○○に手間をかけていませんか?

こんにちは。
子供のココロとカラダを整える”ええ加減”育児の安村政子です。

 

先日、患者様が「先生~息子がね、ひ孫に家を買うんですて!」と言われました。わたしは、「すごい息子さんですね、甲斐性があるんですね」と言いました。そしたら、患者様は、「そうね、一生懸命働く子だわよね、優しい子だしね」と、私は、聞いてみました。「どうやって育てたら、そうなるんですか?」そしたら、患者様は、「そりゃ、手塩にかけて育てたもの~」と、笑顔で言われました。

 

患者様が、こぼした「手塩にかけて育てた息子……」という言葉が気になってしまいました。

 

手塩にかけるて、現代では使わなくなったなー。変わりに、どんな言葉を使っているだろうと考てみました…大切に育てた子?かな、大事に、大事に育てた子?とかかな…

 

 

それでですね、「手塩にかける」を、調べてみました(笑)

 

手塩にかけるとは、子どもの健康管理をするということ。

語源は、手に塩を塗っておにぎりなどを作る姿からきているそうです。でも、おにぎりを作る姿と、子育てがどうしてつながったのでしょうか?

 

そこが、すごかったんです!なんと、手に塩を塗りながら塩加減で、子どもの体調に気を配っていたことから、手塩にかけて育てた子となったそうです!

 

知ってました?私は、知りませんでした……手塩にかけるという意味、逆の意味にとらえていませんか?手がかかる、手間がかかるなどといった、めんどくさいような意味で使われていませんか?だから、現代は、手塩にかけるという言葉が薄れていたんではないでしょうか?

 

実は、手塩にかけるは、子どもの体調をみて、食事に手間をかけ整えるという意味なんですね。昔の方は、子どもの健康管理をしていたということです。

 

あなたは、便の状態見て、食事を変えたり、水分量を調節したりして、食事に手間をかけていますか?

 

どうして、朝、昼、晩、食べるいるのでしょうか?食べる意味を知っていますか?

便を見るどころか、食べることにフォーカスされて、本質的なことを見落としてはいませんか?

 

どういうことかと言うと、わたしは、食べさせることに一生懸命な親御さん、体重増加に一生懸命な親御さん、作ることを楽しんでいるよう見える親御さん、はたまた、口を育てることに一生懸命な親御さんと、このような親御さんは、たくさん診てきました。

 

そもそも、赤ちゃんの離乳食とは、母子分離の始まりであり、嚥下、消化、吸収、排泄機能、消化管を使っているのです。

 

 

赤ちゃんの、消化管は竹筒のようなイメージ、まだ、まっすぐなんですね。それを裏付けるできことが、赤ちゃんて、おっぱいを飲んだらすぐに便になりますよね?

 

少しづつ、離乳食を朝、昼、晩へと増やしていく、そうやって、嚥下、消化、吸収、排泄を繰り返し、波打つ消化管を育てていってます。

 

最近では、お口を育てる離乳食講座に通って、育ててきたので食べることには苦労したことないです。と、胸張ってお子様の便秘で来院されたりする親御さんもいましたが、どうして便秘していて、口が育っていると言えるんだ!と思いましたね。離乳食で口は育ちません!そして、口が育っているかわかるのは、歯科医ですよね。少なくとも、のども見えないで、口腔機能ができてるなんて、誰が言ったんだ!て思いましたね。

 

どうして、口腔機能を育てていくことが大切なのか、食べることではなく、嚥下、消化、吸収、排泄機能の向上が本質なのです。

 

子どもを危険にさらさないようにしましょう。

 

ほかにも、便秘の治療に来ているのに、食べるのが大好きなんです。と食べたがるから食べさせる親御さんもいました。おかしいですよね?子供の言いなりになっているのに気付いてほしいです。それは、子供を危険にさらしているのと同じです。お腹切らないといけなくなるよ。とでも言えば、やめさせるのでしょうか...

 

親の過干渉は、子供の喘息の元

過干渉の親御さんは、治療に見えた時の態度で大体見当がつきます。自分の子供が、本を破いて騒いでいても全然叱らない、自分の家でやったら何やってるのと一括するんでしょうが。しかも、うっかりこっちが注意すると、もう来ないですよね。こういう親は、手塩にかけた育て方なんてできていません。

 

スナック菓子をあたえて、ぽいっのタイプです。そういう親は、親のほうが病んでいるです。心の病です。そして、性質が良くない親の心の病気を、子供が引き継いでしまうのです。過干渉は、小児喘息の元です。

 

結局このような手塩にかけない育て方、食べ物の問題から何が起こってくるかといえば、子どもの身体の病なのです。アトピーや喘息、特に喘息は、食べ物のバランスが崩れただけではなく、親があまりにも子供に過干渉であることで出てくる場合が多いです。あれをしてはいけません、これをしてはいけません、のいけないづくし、いけないづくしが子供の心を非常に傷つけてしまうのです。

 

小さい時から、親の過干渉に陥った子供は、ある年齢に達すると登校拒否を起こしてしまうような子供になりやすいそうです。親が子供に、登校拒否を起こすような原因を与えてしまっているのです。いけないづくしだけではなく、勉強しなさいづくしの上、お隣の○○ちゃんたら、この前のテスト100点だったんだってなどと子供の名前を挙げて比較する。これも登校拒否の一因になりますよね。

 

まとめ

職業柄、人生を長く生きてこられた方の、お話を聞かせていただけることが多く、貴重なお話を聞けることに幸せを感じています。患者様は、決して簡単ではなかったであろう子育てを、「手塩にかけて育てた息子だもの…」笑顔でお話しされていました。

 

その手塩にかけたという意味が、現代では、大切に育てた息子というような意味合いになっていて、実は、昔の方は、子どもの身体の調子を見て、食事内容を見直す子育てのことであったなんて、思いませんでしたよね。「昔の人は偉かった」この言葉は、ほんとにそうだとなー、感じました。

 

そして、子どもとの関わり方に対しても、便を見て食事内容を変えていた。子供の健康ですね、身体づくりにフォーカスしていたんだと思うとホントに頭が下がります。これからこそ、もう一度、手塩に掛けるという意味が大切な時代になるのではないかと感じました。

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