なぜ、増えているのでしょうか?
私は、赤ちゃん期からの身体の使い方にあるのではないかと思っています。
つまり、現代の環境が、子ども達の身体を使う機会を奪っているということです。
学習障害、ADHD(注意欠陥多動障害)という言葉が使われるようになったのは、1960年頃と言われています。
1960年代には、落ち着きがない子に対して、周りの子どもと同じではないということで、脳に障害があるように思われ、脳障害または、知的障害のように扱われていました。
落ち着きがない、周りの子と違う変な子というレッテルを貼られた子は、特殊学級というクラスに分けれていました。
私が、中学生の時は「なかよし学級」と名付けられていましたね。
しかし、1970以降は、学習障害、ADHDは、脳と筋肉の連動障害という見解がされています!
ADHDは作られた病であることを「ADHDの父」が死ぬ前に認める
多動性、不注意、衝動性などの症状を特徴とする発達障害の注意欠陥・多動性障害(ADHD)は治療薬にメチルフェニデートという薬を必要とするとされていますが、「ADHDの父」と呼ばれるレオン・アイゼンバーグ氏は亡くなる7カ月前のインタビューで「ADHDは作られた病気の典型的な例である」とドイツのDer Spiegel誌に対してコメントしています。
「米国では、一般的な個性であって病気と見なすべきではない子どもたちが、やたらに過剰診断され、過剰な薬物治療を受けているのです」と述べています。医者や教育者、心理学者の果たすべき役割は子どもたちを薬漬けにすることではなく製薬市場から自由にすることであり、もう一度「教育とは何か」「心理学とは何か」ということに立ち返る必要がありそうです。
ハイハイが脳と筋肉の連動
1970以降、学習障害、ADHDは、脳と筋肉の連動障害という見解がされています!
脳と筋肉の連動運動というのは、乳幼児期のハイハイにあります。
赤ちゃんの成長発達は、目から入ってきた情報に、興味、好奇心を持ち、手に取って口の中に入れて味わって、成長していきます。
好奇心が育つと、遠いところでも行きたい、掴みたい、知りたいと、どんどん成長し、やがて、ハイハイしはじめます。
こうして、目から入る情報に、筋肉を使って行動を起こしていき、脳と筋肉をつないでいます。
初めは、同側でハイハイ、もっと、早くいきたいという好奇心が沸いてきたら、次は、交差のハイハイに変わります。
この交差のハイハイをすることによって、右脳と左脳が連合して協調していきます。
こうやって、感情が湧いてきて、自発的な行動が、神経回路をつないでいくのです。
抱っこ紐、便利グッズがよくない理由
ところがですね、
親は、我が子が、何でも早くできると嬉しいと思うわけです。
例えば、
- 歩行器を使って歩く練習をさせたり
- 早くから座らせたり
- おもちゃを使って伝い歩きをさせたりすると、
ハイハイができなくなるんですね。つまり、脳と筋肉と連動運動ができなくなります。例えば、逆もあります、
おとなしくしていてほしいと望んでしまう場合です。 - 長時間抱っこ紐で移動
- 日常抱っこばかりしている
- 椅子に固定こういった場合も、ハイハイをしない原因になっている可能性があります。
本来は、ハイハイをして、高這いをして、伝い歩きをしていきます。
この動きが、脳の働きでいうと、基礎を知って応用を覚えていくようなことにつながります。
この脳と筋肉の連動運動が、学習の土台となっているんです。
しかし、脳と筋肉の連動運動を飛ばして成長してしまうと、学習面において、まるで、基礎問題を解いたことないのに、応用問題をさせられているようなものになり
なので、子ども達は、頭ではわかっているんだけど、筋肉が動かせない、
つまり、行動が起こせない、だから、わからない、
もしくは、考えたくないと言ったり、
自分は周りと、何か違うのではないかと感じてしまっている、
また、親自体も、そう感じていしまっているように思っています。
子どもの短期記憶と長期記憶
子どもは、頭が大きくてオデコが出っぱています。
「赤ちゃんだった顔が、キッズの顔になったな」と、感じたことはないですか?
中学生にもなると、だんだんと大人の顔になっていきますね。
赤ちゃん期に出っ張ったオデコ、脳の前側を短期記憶といい、今ここ感(ライブ)を中継しています。
好奇心、興味、ワクワク感から、創造(想像)力、を働かせて、脳の後ろ側、長期記憶の方にレコーディング(録音)しているのです。
つまり、目に入ってきた情報に興味が湧いて、ハイハイをして取りに行く。
そうやって、神経回路をつなげているんです。
身体で覚えるから、身についていくんですね。
まとめ
赤ちゃんの成長発達、脳と身体をつなぐということ。
脳と身体をつなぐとは、身体を使わせてあげる、身体を動かしてあげるということです。
何でも、やってあげてはいませんか?
お子さんは、遊んでいますか?
遊ぶが、真似るになり、学びにつながるのです。
脳と身体の連動運動は、学習の土台につながります。
つまり、発達障害というのは、障害ではなく、発達に課題があるということになるのかもしれません。
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