「朝、からだを揺らして起こしても、起きてくれない」
「朝から、ボーとして、自分で支度できない、支度に時間がかかる」
「朝ごはん食べるのに、時間がかかる(昼夜は時間かからない)」
と、毎朝イライラ、
「なんで、起きれないの?」
「もっと、早く寝かせないといけないの?」
「時計を見せて、長い針が12、短い針が8になったら、幼稚園に行くからね」
「後10分だよ、後5分だよ」と、声をかけして頑張ってるのに…なんで。
「あー、今日もイライラしながら、無理やり着替えさせてしまった。」
私のやり方が、悪いのかしら、もうクタクタ…
「こんなことしてたら、いつまでたってもこの子は、自律できなんじゃないかしら」
と不安を抱えるママは、多いのではないでしょうか?
それ、お子さん、「低血糖症状」かもしれません!
低血糖って何?
「低血糖」とは、文字通り、血の中の糖が低くなるという意味です。
血の中の糖とは、ブドウ糖です。
ブドウ糖とは、細胞のエネルギー源。
エネルギーが低くなってしまうと、脳は省エネモードに入ります。
脳はエネルギーをたくさん使う臓器
脳のエネルギー源は、ほぼブドウ糖です。
脳は思っている以上に、エネルギー使います。
「えっ、子どもは遊んでいるだけなのに?
勉強していないのに、考え事や心配事もしていないのに、脳を使っているのですか?」
という声が聞こえてきそうですが、
勉強していなくても、考え事や心配事をしていなくても、
脳は、からだを動かす、ご飯を食べるなどにも、
エネルギーをたくさん使います。
遊んでいるだけでも、エネルギーは使っているのです。
子どもは低血糖になりやすい
子どもは、たくさん遊んで、からだを動かして、
たくさん脳を使っています。
供給されるブドウ糖が少なくなってしまうと、
脳に大きなダメージが起きてしまいます。
そのために、脳は無駄なエネルギー消費を控える、
省エネモードに入ります。
脳を守るために、
からだのエネルギー消費量を減らすということです。
これが、「朝からボーとしている」「支度が遅い」「食べるのに時間がかかる」
と言った症状の正体です。
朝、7~8時が元気で健康
人が、スッキリ目覚めるのには、
コルチゾールというホルモンが関係します。
コルチゾールとは、
血糖値をあげたり、血圧をあげたりする役割を持っています。
他には、抗ストレスホルモンとも言われていて
ストレスを受けるとコルチゾールは多く分泌されます。
朝の目覚めに必要なコルチゾールが、
朝、どのように分泌されるかというと
それは、一定の時間になると自然に
分泌されるようになっています。
その一定の時間というのが
朝の7時~8時と言われて、
その一番多く分泌される約3時間前から
徐々に分泌されていくのです。
つまり、健康な人は
コルチゾールの分泌量がピークになる朝7時~8時に目覚めるのです。
例えば、ストレスを貯めすぎて、
日中にコルチゾールを使ってしまったり
そもそも、食べていない、食べすぎているなどで、
血糖を上げることにコルチゾールを使ってしまうと
朝にコルチゾールが分泌されず
起きれないということが起きてしまうのです。
まとめ
なかなか、聞きなれない「低血糖」ではありますが、
子どもはエネルギーがたくさん必要です。
なので「低血糖」に陥りやすいです。
そして、脳のエネルギー源はブドウ糖なので
脳は、生命維持のためエネルギー消費を抑えます。
低血糖は、脳にとって、
とても恐ろしい症状です。
「朝、からだを揺らして起こしても、起きてくれない」
「朝から、ボーとして、自分で支度できない、支度に時間がかかる」
「朝ごはん食べるのに、時間がかかる(昼夜は時間かからない)」
これらは、
エネルギー切れを起こしている可能性が大きいのです。
そもそも、
低血糖を起こしやすい原因というものもあって
それは、食生活における不摂生、(特に糖質過剰)や、
ストレス、ビタミンミネラルの不足など様々です。
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