赤ちゃんに習い事させるのは教育虐待になる?

こんばんは。子どもの健康を姿勢から守る”ええ加減”育児の安村政子です。

 

みなさんは、お子様に習い事いつくさせていますか?

 

この先の見えない社会を、生きていかなければならないという漠然とした不安に、私たち親は、何かさせないとこのままでは生き残れないのではないかとの心配のあまり、習い事付けにさせている親御さんが多くなっているそうです。

 

最低でも英語は話せないといけないでしょう、プログラミングも必須になるだろうし、コミュニケーション能力もいるよねー……そうやって、情報に振り回されて、いったい何をさせたらいいのだろうと悩んだあげく、全部習わせてしまっているということありませんか?

 

それ、「教育虐待」になっているかもしれませんよ。

 

教育虐待(きょういくぎゃくたい)は、「教育熱心過ぎる親が、過度な期待を子どもに背負わせてしまい、思うとおりの結果が出ないと厳しく叱責してしまうこと」、子の人権を無視して勉学や習い事などの教養を社会通念上許される範疇を逸脱して無理強いさせる行為である。しかも、「これは経済的、社会的地位の高い両親のもとで起きることが多くなっており、弁護士の間では教育虐待と呼ばれている」。まだ広く一般的に周知されている呼称ではないが、 2011年に「日本子ども虐待防止学会」で武蔵大学の武田信子教授が「子供の受忍限度を超えて勉強させるのは教育虐待になる」と発表した事から世間に認知されるようになったとされる。元々は勉強(学問)の場で用いられていた経緯があるが近年では行き過ぎた習い事全般をも指すようになった。

引用:Wikipedia

 

「教育虐待」という言葉、最近の言葉ではありますが、実は、今始まったことでもなくて、昔から行われていたことだと言います。子どもに過剰に勉強をさせようとする、いわゆる教育ママがそうではないでしょうか?

 

ママの言う通りにしていればいいの、あなたのことはママが一番よく知っているのよ!だから、ママの言う通り勉強しなさい!なんて……何十年も前から存在してましたよね。そもそも、親の言うことを聞く子が良い子とされている日本ですから、当たり前ちゃ当たり前だったのかな。

 

私は、この教育虐待と教育ママ同じ意味なのに、なんで後ろにつく言葉が変わったのだろう?と思ったんですよね。そして、思ったんです…

 

昔の、いわゆる日本のしつけ教育には、「いい大学に合格する、いい会社に入る!」という明確なゴール設定があり、そのゴールには一生の保証があったというこなんだと。一流の大学に行けば、一流の会社に入れたという前例がありました。だからこそ、親は、そのゴールに向かって教育ママになっていたということなのです。

 

でも、今は、違いますよね?

 

みなさんも、ご存じの通り、現代は「学歴が役に立たない」といわれる時代ですよね。ましてや、高学歴の子が、会社で役に立たないようなことにでもなれば、「高学歴のくせに使えねぇ」などのレッテルを張られることにもなるのです。東大卒な・の・に・何もできない!と哀れまれてしまい、その件以来引きこもりに、なってしまったなどの話もあります。

 

つまり、かつてのゴールは、もうないのです!

 

時代が変わった現代で、情報ばかりに振り回されていてはいけません!かつてのようにゴールはないのです!あなたの赤ちゃんには、何が良くて、何が良くないのか、あなたは把握できていますか?

 

赤ちゃんの/子供の習い事はいつから始めるの?

「0歳なんて何もわからない!」
「0歳から習い事なんてお金がもったいない!」

 

こんな風に考えるママも、いらっしゃるかと思います。

 

ですが、現代は「学歴が役に立たない時代」「保証のない社会」「先の見えない社会」と言われている中で、子供が3歳になってから、親が習い事をさせる、それが子供のやりたいことではなかったら、そのほうが子供の負担となるのです。結論から言います!子供にお金をかけるなら0歳台です!0歳台から経験を積むことで、その子の持って生まれた能力の方向性を見つけてあげる、未来を想像すること、表現の自由を教えてあげたいのです。

 

子供の素直な心と身体を育てるのに適しているのは0歳台

「三つ子の魂百まで」という言葉があるように、3歳までに経験したことは、その後の人生に大きな影響を与えると言われています。

 

それは、知っているけれど、まだ歩いてもいない赤ちゃんは関係ないでしょう?と思われていませんか?実は、0か月の赤ちゃんから、もうすでに外界の影響は受けているのです。

 

 

赤ちゃんを学ぶ

赤ちゃんが、最初に受ける影響は 重力です。いままで、身体の周りには羊水で暖かかった無重力の世界から、肌の周りがチクチクする乾燥している重力の世界を経験します。だから、赤ちゃんは、不安で泣きます。空気という刺激になれるように、ママは、大丈夫安心してねという気持ちで優しく抱っこしてあげてくださいね。重力に慣れていくのですからね。

 

ママが、どうしたのお腹空いてるの?とおっぱい飲ませると、赤ちゃんは飲んじゃうけれど、不安は解消されないままでいます。おっぱいと抱っこは、同じようで違うのです。抱っこは安心できるけれど、おっぱい飲まされるのは、如何にも「はい、お菓子食べとき!」て言われているようなものです。

 

0歳児の習い事で一番大切なのは、ママが、赤ちゃんの気持ちを学ぶことだと思います。ママが学んで、子どもの能力を伸ばすことはできるのです。

 

赤ちゃんの発達を学ぶ

生まれたばかりの赤ちゃんは、五感を介して、まだ未熟な脳を育てています。特に、目と耳とを使ってます。赤ちゃんが、目と耳をどうやって育てているか、なぜ育てる必要があるのかというとことをこれから、お伝えしたいと思います。

 

赤ちゃんの聴覚

赤ちゃんは、ある一定の期間、耳がとてもいいです。なんでもよく聞いています。この時期に、なんでも聞かせてあげたらいいです。聞かせてあげてほしいです。ママの声、パパの声、覚えていきますからね。赤ちゃんことを思って、静かにしすぎることよりも、逆に、生活音を聞かせてあげてほしいのです。

 

赤ちゃんは、おなかの中にいた時から聞いていたので大丈夫です。静かにしすぎることのほうが不安になりますね。

 

 

赤ちゃんのおもちゃ、音の出るおもちゃが多いのもこの理由からなんですね。そうやって、生活音をね、いろんな音を聞いていくと、上下、前後、左右がわかってくるのです。もうわかりますよね。重力の世界には、上下、前後、左右がありますからね。そうです、赤ちゃんに音を聞かせることは、重力の世界に対応できるようにしているということです。だから、耳を育てています。生後3か月くらいかな、音のなるほうに耳を傾けたらね、ほら、左右がわかってきましたね。

 

赤ちゃんの視覚

赤ちゃんの視力は、0.02ほどです。まだまだ、見えていません。どのように育てているかというと、子どもの眼球は、少しづつ大きく成長していってます。その時に、生活の中で少しづつ、少しづつ、昼夜を感じていきながら育つのです。ですから、カーテンの開け閉めのない暗い部屋でも生活は、返って発達の妨げになります。

 

このように、この世界には、教えることがたくさんあるのです。ですから、いろんな経験をさせることで発達は促進できるのです、3歳から習い事ではなく、3歳までに習い事する方をお勧めしますね。

 

赤ちゃんの習い事から養う力とは

習い事で教えたい能力とは、やり抜く力です。ご存じでしたか?習い事とは、続けることで、やり抜く力を身に着けることができます。

 

雅治には、生後6か月で水泳、1歳半から体操を、現在も通わせています。雅治に、水泳と体操を習わせているのは、水泳選手や体操選手にさせたいからではありませんね(笑)結構、言われるんですよね。「雅治君、将来は水泳選手ですか!」なんて…やり抜く力をつけるためです。

 

水泳が良いとか、悪いとか、雅治に向いているとか、向いていないとか、そんなことはわかりません(笑)結果は、まだ、先に見えてくるものですよね。

 

習い事の費用

そこで、大事になってくるのが、経済的なことですよね。だって、続けさせることができるものがいいですからね。雅治の場合、水泳は週3回行っても行かなくても月4000円、体操は週1回5000円です。月1万円くらいが、娘夫婦の続けさせることができる金額なのでしょう。ここは、無理しないほうがいいですよね。

 

そして、体験してみることもお勧めしますね。ここで大切なのは、親が心地いいかです。えー、私でいいの?と思った方もいるかもしれませんが、親が連れて行くのですから、親の足が向かないのはチョットね……それに、子どもが行きたくないところでも、私たちって、意外と無理して連れて行っていますよね、なので大丈夫です(笑)

 

継続は力なり

習うと決めたら、期間を定めることも大切ですね!まずは、1年は続けさせてみましょう。子どもは、慣れるまで時間がかかりますしね。そうやって、1年続けたら、また1年は続けるか選択させる、自分で決めたら、やり抜かせる。これが、責任感や言い訳しない能力につながります。

 

そのためには、ママが通いやすいことも大切ですよ。そうやって、3年、5年、10年と続けることができたら、やり抜く力もついていきますね。

 

赤ちゃんの身体を動かす

赤ちゃんは、身体を動かせることで学ぶことは多いです。「赤ちゃんは、感じながら学ぶ」といえばわかりやすいかもしれません。例えば、リンゴが食べたいと言いました。けれど、リンゴはありません。親は、リンゴはないよ。と言います。と言っても、子供は食べたい、食べたい!と泣きます。その時に、しつこい!と怒るのではなく、身体を使って冷蔵庫まで行って、自分自身で感じさせないとわからないのです。自分で、見ておいで!とかもいいですね。

 

身体を使って学習する方が、子供はわかりやすいようですね。親が寒いからと言って、服を着させても、子供が熱いと言って脱ぐのも、身体で感じていないのでわかりにくいのでしょうね。感じてないですものね。脳の神経回路が完成する前に、身体を介して、学習することをお勧めしてます。

 

ということで、身体を使う習い事で、たまたま、近くのプールの体験があって、しかも雅治は喜んでくれて、娘も通いやすいみたいでした。一緒にいたママたちとも仲良くなれたようだったので、今でも通っています。

 

まとめ

脳科学では、脳の神経回路の80%は3歳までに決まると言われています。マリア・モンテッソーリは、「子供は発達のプロセスで一定のいくつかの発達段階を通り、それらの段階にはそれぞれの特有の要求がある、ということを私は見つけました」と言っていました。彼女は子供の発達を次の4段階に分けて説明しています。

 

各段階は6年の幅を持ち、それぞれ3年からなる前期と後期に分けられます。ヒトから人間の仲間入りする「幼年期」の第1期と、子供から大人に変わる「思春期」の第3期は、それぞれ大きく変貌する時期なので「変容期」と呼びます。この時期の子供はとても繊細で不安定なので、慎重な関わり方が求められます。これに対して、第2期(児童期)と第4期(青年期)は、ある程度安定した時期と考えられています。引用:モンテッソーリ教育とは

ヒトから人間の仲間入りする第1期「幼年期」の0歳~6歳と、子供から大人に変わる第3期「思春期」の12歳~18歳は、それぞれ大きく身体が変貌するからです。

 

この身体の発達、第1期、0歳~6歳の身体と心の発達の土台が安定する、発達を未発達のままにしなことは、その後の第3期、思春期の発達までもが安定することを意味します。

 

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