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最近、なんだかイライラしたり涙が出たりしていませんか?
「私、メンタルが弱いのかな」
「ストレスが多いし、仕方ないよね」
そう感じているその感情、
実は“栄養不足”がつくり出している似せものの感情かもしれません。
私たちの身体は、栄養が足りなくなると自律神経が作動し、
命を守るためにホルモンを分泌します。
そのホルモンが心拍を上げ、体を緊張モードにする。
でも、本人はその理由を知らないから、
「ドキドキしてる」「焦る」「不安」と、
目の前の出来事と結びつけて錯覚してしまうのです。
栄養不足と自律神経の関係|身体が出す“SOS”のサイン
体に必要な栄養素が不足すると、
自律神経が生命維持のために働き出します。
脈拍・血圧・ホルモンが変動し、からだは常に“戦闘モード”に。
本当はエネルギーが足りないだけなのに、
心は「焦り」「不安」「怒り」と感じるのです。
これはあなたの性格や心の弱さではなく、
生理的な反応。
栄養が満たされていないサインなのです。
吊り橋効果の裏側|鉄欠乏女性の“ドキドキ”の正体
たとえば、鉄分が足りない女性は、
酸素を運ぶ力が弱くなり、心拍数が自然と上がります。
その状態で男性に優しくされると、
「なんかドキドキする…♡」と感じる。
でも実際は、酸素不足による生理的反応なのです。
これを心理学では「吊り橋効果」と呼びますが、
本質的には、ホルモンの反応を“恋”と錯覚している状態。
脳は後付けでストーリーを作り、
「感情」として記憶してしまうのです。
本当の感情は「満たされた身体」からしか生まれない
つまり、本当の感情を感じられるのは、栄養が満たされたときだけ。
それが、あなたの“未来を予測する”感情です。
でも、チョコレートやコーヒーで空腹を誤魔化しながら
「自分と向き合う」ことをしても、
それはただの思考ぐるぐる。
苦しくて、しんどくて、現実は一ミリも変わりません。
食事を整えることは、感情を整えること。
身体が満たされたとき、初めて心は静かに整っていきます。
今日からできる!“本物の感情”を取り戻す食習慣
朝食にたんぱく質(卵・納豆・味噌汁)を取り入れる
鉄分を意識して、レバー・小松菜・豆類をプラス
コーヒー・甘いものの摂りすぎを控える
夜は湯船につかり、交感神経をオフにする
食べたもの・感じたことを日記に書いて“つながり”を見つける
ほんの少しの意識で、
からだの声が変わり、感情の質も変わっていきます。
まとめ|“心のケア”より先に、“身体のケア”を
不安・焦り・イライラ——
それらは、あなたの「心の問題」ではなく、
栄養と自律神経のサインかもしれません。
今日、温かいごはんをしっかり食べること。
それが、あなたの心を穏やかにし、
「ほんとうの自分」と出会う一歩になります。
身体が満たされるとき、
あなたの“本物の感情”が目を覚まします。
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