「子どもに怒りすぎてしまう理由|実は“あなたの過去の感情”が影響しているかも」

目次

子どもに怒りすぎてしまうとき、感じる“胸の苦しさ”

ある日、娘が3人の子どもたちを「もう出ていきなさい!」と家から出したんです。
理由は、兄弟喧嘩があまりに続いていたから。

でも、その“出された”子どもたちの姿を見た瞬間、
私の胸がキューッと締めつけられて、言葉にならない苦しさが湧きあがりました。

頭では「子どもたちが悪い」「娘の育て方に任せてる」ってわかっているのに、
体の中では、どうにもおさえられないザワザワとした不安や悲しみが広がっていたんです。


「この感覚、どこかで…」過去の体験がフラッシュバック

この体感は何だろう?と、自分に問いかけた時、ふと思い出しました。

私が小学生の頃、父に“外で立たされた”日のこと。
お手伝いをしなかったことで、私は家の外に何時間も立たされました。
理不尽だと感じながら、謝らないと家に入れてもらえない。
寒さ、怖さ、恥ずかしさ、苛立ち…

あの時の「こわかった」「さみしかった」という感情が、
今も私の体の中に残っていたんです。


感情は“体感”として残る

私たちが幼い頃に感じた恐怖や怒り、悲しみ。
言葉にできなかった感情は、体の中に“体感”として残り続けます。

そしてその感情は、大人になった今も、
ふとした出来事で“無意識に”反応してしまうんです。

今回の娘と孫たちのやりとりを見たとき、
私の中に眠っていた“こわかった子ども時代の私”が、再び目を覚ましたのだと思います。

無意識に気を紛らわしたり、感じないようにしている

私たちは、普段から体感を感じています。東洋では「気」と呼びます。
例えば、気配、気持ち、気づき、気使いなどです。

ただ、ネガティブな感情、モヤモヤ、ゾワゾワ、詰まるような感覚がしたとき、無意識に感じたくなくて
あの時の感情から逃げようと、気を紛らしてしまうのです。

実は、感情はすべて感じるものであって、
ポジティブもネガティブも感じるべきものなのです。

感じないようにすると、永遠にからだは感じさせようと
現実にネガティブなことを起こしていきます。

 

繰り返される感情の連鎖を、ここで終わらせる

私も、かつて親にコントロールされて育ちました。
そして私自身も、娘の子育て期に同じように接してしまっていたのです。

今、娘もまた、子どもたちに対して同じような接し方をしてしまっている。
娘もまた、無意識に孫をコントロールしようとしているのです。

この“感情の連鎖”は、気づかなければ世代を超えて続いていきます。
でも、気づけば、ここで終わらせることができるんです。


感情を感じきるってどういうこと?

「感情を感じきる」とは、
ただ“イライラしてる”とか“悲しい”とラベリングすることではなく、
実際に体の感覚や反応を通して、感情をそのまま感じてあげること。

たとえば、

  • 胸が締めつけられる

  • 背中がヒヤッとする

  • お腹の奥がモヤモヤする

こんな“感覚”を意識的に味わうことです。
そうすることで、長年フタをしてきた感情が少しずつ流れ出し、
もうそれに縛られなくなるんです。


ママの感情が、子どもを守るカギになる

子育て中、私たちは本当にがんばっています。
でも、思い通りにならないことや、つい怒ってしまうこともある。

そんなときこそ、
その出てきた感情、言葉は、お母さんに抱いた感情、お母さんに言いたかった言葉じゃない?
と、少し立ち止まってみてほしいんです。

ママの中にある感情のタネが癒されていくと、
子どもとの関わり方が、自然と優しく、軽やかに変わっていきます。


まとめ

  • 子どもに怒りすぎてしまうとき、過去の“感情の体感”が反応していることがある

  • 感情にフタをするのではなく、感じきることが癒しの第一歩

  • 自分を整えることが、子どもの未来を守ることにつながる

ママの中にある“本当の気持ち”を、
少しずつ、やさしく、感じてあげませんか?

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