「数」の教育を始める時期はいつ?

 

 

こんにちは。

 

本日は、「数」の教育の意義についてです。

 

モンテッソーリ教育では、3歳~6歳の幼児期に「数」の教育を取り入れます。それって、早期教育なんじゃないの?まだ、早いでしょう?数学なんて小学校で十分なんじゃないの?

 

 

という風に思われる方もいらっしゃるのではないかと思います。

 

 

しかも、うちは、0歳だから関係ない!と思われる方もいらっしゃるのではないかな?

 

しかし、どうして、モンテッソーリ教育では、「数」の教育を幼児期に取り入れるのかと言うと、まず、幼児期のこどもって、数にすごく興味をもっているのです。

 

 

とにかく、ものを数えるのが楽しいんですね。

 

そして、知的好奇心というのもが、どんどんどんどん大きくなっていく時期でもあるのです。この、やりたい時期に、ただ数えるだけではなくて、「仕組み」というものを理解していくチャンスなのです!

 

0歳~3歳の親御さんでしたら、お子さまの発達の少し先を知り、その準備段階に入りましょう。いざ、3歳になって「数」の教育を取り入れるより、その準備を意識することで、子どもの入りか方がスムーズで楽に入ることができるのです。 

 

仕組みが理解できる

 

色んなものが合わさって「たす」全部合わせることが「足し算」って言うんだよ。とか、同じものを全部「集める」これが「かけ算」なんだよ。

 

というい風に、「仕組み」を理解していくということなんです。

 

具体的なものを通して、概念を理解していくということですね。それを、子どもの興味がある、知りたいと思っている、やりたいという時に、させてあげるわけなんです。

 

では、概念を理解していく事にどんな意味があるでしょうか?

 

「数」の教育で豊かな人格形成の基礎をつくる

 

「数」の教育と言うのは、「豊かな人格形成の基礎」につながっていきます。世界で暮らすために、必要な能力っていうのを身につけてくれます。

 

例えば、こうするとこうなるこれとこれを合わせるとこんな感じになる。という論理的な思考がそうですよね。

 

 

これは、私たち普段生活の中ですごく必要なことだと思いませんか?8時に出ないと、遅刻してしまうから7時半には出るようにする。これも、立派な論理的思考ですよね。

 

こうなってしまうから、こうしよう、こうすると失敗するからこうしようという風に、学ぶことにつながってます。

 

 

それは、想像力でもありますね。こうするとこうなるかもしれないなんて、「先を読む」ということを学んでますよね。ものごとの理解力や判断力まで、ついていきます。

 

秩序と正確性

 

そして、「数」の世界というのは、とても精密 です。

 

例えば、物を数える時にバラバラだと数えにくいですけど、綺麗に陳列されて、まっすぐ並べられていると数えやすいですよね。

 

 

そうやって「数」を通して、秩序だった世界を学んでもいるわけです。

 

後、正確性もつきます。数の世界というのは、1つでも間違えたら、正確でなくなる世界だからです。

 

例えば、10-2=7と書いてしまって、1つ違いだから、惜しいかったよね。

 

 

だから、今回はおまけするね!とは、ならないですものね、1つでも間違ったら、それは、不正解になってしまいます。

 

 

数の世界というのは、それだけ正確性というのが、養われるということですね。

 

 

数の概念は生活の中で実体験することが学ぶ

 

3歳児は、どうのようにして数の理解を深めていくけばよいでしょうか。成長過程にも順序があるように、「数」を教えるにも、順序があります。

 

数を唱える、数の順序を知る(1,2,3,4,5,6,7,8、…)

 

 

数の集合を知る(ない、3つの集まり、5つの集まり)

 

数の対応(1対1)…(スプーンとお皿、コップとストローなど)

 

 

数の比較(同数発見)…形や色、位置が変わっても、数はかわらない。

 

 

このような順序で数の理解を深めていきます。

 

実際に、ビーズやカードを使って物が減ったり物が増えたりというのを、実際に体感していきます。

 

 

ビーズで体感した事を数字のカードで抽象化していくわけなんですね。

 

数唱について

 

ちなみに、数唱とは、数を数えることですが、数が数えられることと、数を理解していること(数の概念)とは別の話です。

 

 

100まで数を数えられる子どもが、数の概念を持っているかと言えば、必ずしもそうではないということ。

 

例えば、お風呂で100まで数えたとします。これは、ただ歌っているのと同じなので、数えらえるけど、数の理解としては、理解できているはわかりません。

 

 

数の概念は、実際の体験から見につきます。生活の中で、いろいろな「数」を経験して、試行錯誤して概念が形成されていきますよ。

 

「数」を教えるポイント

 

ポイントは、3つあります。まず、1つは数の音です。私達は、1.2.3. という音を出すのがポイントです。

 

 

例えば、英語だったら同じ数字だったとしても、One、 Two、 Three、 というふうに読みますよね。そうではなくて、日本語では、1.2.3.ていう同じ数字でも、音の違い(読み方の違い)があります。

 

そして、2つ目は、数の使い方です。例えば、数量だったら1つずつ増えていきますが、容量だとどうですか、少しずつ多くなってきますね。

 

 

そして、順番だといち、に、さん、し、と言っても、数は増えないわけです。

 

単に、順番記号として数えて言うこと、それから、時間、数字で表したりしますが、増えているわけでも、大きくなっているわけでもないことがあります。

 

 

そうやって、数には、色々な使い方があります。

 

お子さんによっては、順番としての数は理解してるけど、数量、数が増えていくっていう使い方だと、ちょっとうまく理解できない。

 

 

よくまだわからないっていうふうなお子さんもいらっしゃったりします。

 

そういう目線で見ると、うちの子はどこが理解できていて、どういう使い方だと理解できないのかなっていうのが、わかるのではないかな。と思います。

 

そして最後の3つ目は、数の書き方、読み方です。「1」と言う字が「いち」と読むこと、「1」と書くということですね。時に「し」と「よん」、「しち」と「なな」など、読み方が変わるものもありますよね。

 

この数の音、そして使い方として 数の書き方読み方この3つを理解することで、「数の理解」と言うのができるようになっていく訳なんですね。

 

数を数え始めたり、数字に興味を持つようになったら、是非、数字の表を壁に貼ってあげたらいいかなっていうふうに思います。是非、取り入れてみてください。

 

 

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP