こんにちは。
鍼灸師として、そして4人の孫を持つおばあちゃんとして、
私は日々、たくさんのママたちと向き合っています。
その中でよく聞くのが、
「子どもの不登校がつらい」
「生理が来ない。自分の体がおかしいのかな」
「PMSで毎月ボロボロ…」
…そんな言葉たちです。
でも、実はこれらの不調や悩みは、
もっと深いところの「不安」や「心のクセ」から来ていることも多いと、私は身をもって感じています。
目次
半年に一度やってくる「お金の不安」
私自身、これまでに何度も「お金の不安」に襲われてきました。
親の借金
子どもの教育費
自分の老後への不安
どんなに貯金しても、貯めても、なぜかお金は出ていくばかり。
「なんで…?」と頭ではわかろうとするけれど、どこか落ち着かない。
胸の奥がザワザワして、動悸がして、夜眠れないこともありました。
お金の不安の奥にあった「幼少期の体の記憶」
そんな時期に、自分を見つめ直していたら、
ある日ふと、体の奥からある感覚が湧いてきました。
過去の記憶・育ち方が影響している
子どもの頃、「お金がないから我慢しなさい」と言われ続けた
両親のケンカの原因がお金だった
親が“自分のせいで苦しんでいる”と感じたことがある
このような体験は、
「お金=愛されるかどうかの証明」になってしまうことがあります。
本当は「お金の不安」ではなく「愛されない不安」
お金があるかどうかよりも、
「私はこのままで価値があるのか」
「私は助けられる存在なのか」
という、存在価値に関する不安が根底にあります。
「お金があれば、人に頼らずに生きられる」=「迷惑をかけずに済むから、私は愛されていていい」…そんな無意識の結びつきもあります。
「私は愛されていなかったんじゃないか」
「私は、迷惑な存在だったんじゃないか」
頭では忘れていた記憶。
でも、体の感覚は正直でした。
胸がギュッと締めつけられて、息がしづらくなって、涙が止まらなくなったのです。
無価値観を“感じないように”生きていた
私はずっと、”自分には価値がない”を感じることを避けてきたんだ!
- とにかく動く
- 頑張る
- 成果を出す
- 忙しくする
そうやって、「無価値観」を見ないように生きていたんです。
だけど、身体はそこを避けることを許してくれませんでした。
身体の感覚を感じることが、回復の始まりだった
そのとき気づいたのが、
“感じないようにしていた体”がずっと助けを求めていたということ。
本音を言えなかったのも、
生理が止まったのも、
PMSで苦しんだのも、
全部「体の叫び」だったのかもしれないと。
そして「食べること」が、生きることへつながっていった。
私はそこから、「体の感覚」に戻るために食べることを見直しました。
- お腹が空いたときに、ちゃんと食べる
- 温かいものを、よく噛んで味わう
- 好きな器に盛って、目でも楽しむ
それだけで、少しずつ心がほぐれていくのを感じました。
体に戻るとは、こういうことだったんだと。
お金の不安は、“愛されなかった私”の記憶から
今なら、わかることがあります。
お金の不安って、「生きていけるか不安」なんじゃない。
「私は、誰にも助けられない存在なんだ」
「私は、価値がない存在なんだ」
…そんな愛されなかった記憶の再生なんです。
最後に:いま、体に戻ってみよう
子どもの不登校や、自分の体の不調。
その裏には、あなた自身の“感じていない感情”が隠れているかもしれません。
感じることを止めた体は、症状という形で語りかけてきます。
どうか今日、ほんの一瞬でもいいから
「体に戻る時間」をつくってみてください。
あなたの体は、いつもあなたの味方です。
この記事へのコメントはありません。