こんにちは。小児鍼灸師の安村政子です。
私は、小児鍼灸師を12年やっています。サロンでは、癇癪、夜泣き、便秘、チック、吃音、アトピー性皮膚炎、多動症などの症状の診ています。そして、動画や画像のやり取りをして、お悩みに答える個別相談や妊婦さん向けに赤ちゃんの抱き方講座をオンラインを使ってしています。
毎日、子どもの身体の診ていて、子どもの行動には意味があると感じています。不自然な動きや指しゃぶり、口呼吸なども理由があってやっています。
「こんな時は、このツボを使おう!」と言った話は、たくさんあると思いますが、「子どもの診方」を書いているのはあまり見ないので、今日は、プロの鍼灸師はどのような視点で子どもを診ているのか書いてみました。
子どもの顔つき・顔色
子どもの顔を診ることは必須です。身体の不調は顔にでます。目がトロンとしていたり、頬が赤くなっていたりしたら熱があるかかもしれないと思いますよね。他にも、下唇が荒れていたら腸が弱っている。上唇が荒れていたら胃が弱っている証です。
例えば、口呼吸しているかどうかであれば、
- 口がポカーンと開いていないか
- 唇が乾燥していないか
- 唇噛んでいないか
- 爪噛んでいないか
- 指しゃぶりしていないか診る所はたくさんあります。
子どもの目線・目の色
眼の成長過程から、心の成長過程を診ます。私は、子どもの眼の機能(視る力)はとても大切だと考えています。それは、成長によっては視える社会がガラリと変わるからです。
産まれたばかりの赤ちゃんの視力は、まだ0.02程で色も白黒に視えています。黒眼の位置というのも、内側によっていて、まるで寄り眼のようです。その寄り眼は、ゆっくりと中央へ成長していき、3か月頃黒眼は真ん中の位置に収まり色が視えてきます。そうして、眼の機能は7歳で完成されていきます。
例えば、その成長過程に、スマホやテレビばかりを観てせていたらどうなるでしょうか?
黒眼は真ん中に位置することができなくなり、色の認識、注視から追視といった発達が弊害されるのです。そうなると、子ども達の視える世界は変わってしまうのです。
私達は、視えている世界に対応して生きています。子どもたちが、どのように診えているのか大切です。
子どものからだつき
当たり前のように思われるかも知れませんが、痩せている、太っている、大きい、小さいを診ています。ここから、消化吸収、栄養状態を診ています。
眉間の間
眉間の間に青筋があると、東洋医学では癇が強く神経質と言います。ここで、睡眠状態を診ています。赤ちゃんは、神経の発達がまだ未熟ですので、青く筋が入っている子は多いので心配はないのですが、いつまでも青く筋が入っている子は、眠りが浅いかもしれません。
髪が逆立っている
髪の逆立ち具合で、栄養の吸収状態がわかります。
臭い
赤ちゃんて、間違いなくいい匂いです!わかってます!ごめんなさい!でも、その中でも、すっぱいや甘酸っぱい、焦げたようなにおい、腐ったもののような臭いを、主に口臭をかいでいます。
皮膚を診る
鍼灸師は「肌を読む」と言います。肌を触り、温かい冷たいや乾燥しているのか、湿っているのか、キメが整っているか荒いのか、いろんな情報から身体の声を聞いています。
子どもを診る7つのポイントは、いかがでしたでしょうか?
他にも、問診はとても大切になります。ですが、ここではママが観察する点として、お役に立てるよう書きました。参考になれば幸いです。
また、視え方(視機能)の発達過程や心と身体の運動発達過程を知って、子どもの持って生まれた能力を存分に伸ばしたいと考えているママは、輝きベビーパーフェクトブレイン講座または、抱き方姿勢講座で詳しくお伝えしています。
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